大阪の建設業者さんからなのですが、建設業許可がどうしても欲しいから
抜け道とかあれば何とかやって欲しい。とご相談を受けました。
たまに言われるんですよ。抜け道で何とかやって欲しいということ。
でも実際には何にもなしの状態から建設業許可はどうしても無理ですね。
過去には正直なところ出来ました・・。
１０年以上も前の話ですが・・。
当時の大阪では準ずる地位といって、経営を補佐した経験に関しては
証明してくれる建設業者さんの印鑑証明書があって、実印を押印してくれたら
実質出来てしまったんですね。
もちろん今では実際に過去のその時代に社会保険や雇用保険に入っていた
という証拠があって初めて認められます。
ですから、今では逆に本当に経営者を補佐した経験がずっとあったとしても
保険に残念ながら未加入だったせいで無理、というケースもあります。
このあたりは緩くすると虚偽の申請が増え、厳しくすると本当にやっていた人が
ダメになってしまう、そういうジレンマを抱えながら大阪府などの行政も
悩ましいところでしょうね。
ということで、今では全く建設業を経営したこともない、資格もない、
実務経験もない、そんな方が誰を採用することもなく自力で建設業許可を
取得する事は残念ながらできません。
何とか、建設業の経営経験がある人、資格や実務経験がある人の両方を確保して
いただくしかないと思います。
