代表行政書士山口修一のポリシー
私がこの仕事をして一番うれしいのは、
許可申請をお手伝いしその後、
「先生、これで仕事につながりました」とか、
「これからは高額の工事も請け負えます」など建設業者さんの喜びの声を直に聞けることです。
中には丁重にお手紙をいただくこともあります。
同じ士業でも弁護士さんなどはトラブルが仕事の原因となっていることが多く、それに比べると(比較するものでもありませんが・・)、行政書士として建設業者さんに喜んでいただくことは、何回経験しても嬉しく、行政書士という仕事が本当に素晴らしいと実感できる瞬間です。
しかし、この仕事をしていて良かったなと思う反面・・・、
その一方で多いときは年に数回
つらい現実を受け止めなければならないときがあります。
それは許可申請をお手伝いした業者さんの
倒産、廃業
です。
・手形の不渡り
・明らかに無理な請負
・元請けからの連鎖倒産
などそれぞれのご事情があるでしょう。
そのような一報を聞いた時私は一日中憂鬱な気分になります。
商売をしている以上それは自己責任。
もちろん、私も経営者のはしくれですのでそれは分かっているつもりです。
いつ何時、何が起こるか分からないということも重々承知です。
ただどうしても私は申請時に応対していただいた奥さんや子どもさんのことを考えると、何とかサポートをできなかったのかと思えて仕方がないのです。
そこで思うのは、なぜ、そこに至るまでに私どもに相談してくれなかったのか?
いや、そういうよりもなぜ
私たちに相談をしやすい雰囲気作りを出来ていなかったのか、
という事です。
早い段階で相談していただければ、それこそ職業柄、士業のつながりが強いので弁護士、司法書士、税理士、弁理士、社労士などなどをご紹介でき、もしかするとそのような事態を回避出来てたかもしれません。
(もちろん行政書士を紹介することもできます。ただし、建設業の許可が取りたいから・・・という理由は冗談でもやめて下さいね。結構へこみますので(笑))
そこで少しでも相談していただきやすい環境作りのために私ども事務所では、
月に1回程度のファックスによるニュースレター
や、
数ヶ月に一回の郵送のニュースレター
を発行しています。
様々な情報を提供していくのと同時に、等身大の私や職員をご覧いただき、お客様と私どもの壁をなくすのが目的です。
それ以外にも集客セミナーや資金繰りセミナーなどお客さんに少しでも得をするようなセミナーを実施いたしております。もちろん強制ではありませんので、ご興味のある場合のみお越しください。
最後にですが私たちの使命は
お客様の会社は一社たりとも倒産を出さない努力をすること。
ということです。
実際に私が以前に行なった『建設業者のためのホームページ集客のセミナー』をもとに自社のホームページを構築され、下請100%だったのが、今や元請としても50%の売上を上げるようになった建設業者さんもいらっしゃいます。
私たちの事務所ではほんの小さな力ではありますが、会社が発展する助けになればと思っています。
もちろんその前提として私たちの事務所が発展するということがありますので、そのために努力し続けます。
自分たちが発展し、まず自分たちが幸せにならない限り関わっていただく方を幸せに発展させるなど思い上がりもいいところだと思いますので。
許可申請や手続きができたから終わり、というのではなく、あくまでそこからが永いお付き合いのスタートだと考えていただけるよう、努力を続けていきます。
ちょっとええかっこ言い過ぎましたが、これらのことを心底思えなければ行政書士をしている意味はないと思っています。