塗装工事をずっとされてきている方からのごご相談でメインは塗装工事
だが、それに付きものの防水工事、足場工事なんかの許可は不要なのかどうか？
というご質問をいただきました。

塗装工事をやる場合、どうしてもその附帯工事として防水工事なんかは発生しますし、
塗装をしやすくするための足場なんかも組まれることにまります。

そういった工事の許可を取る必要があるのかどうか、ということがいろいろ考えられる
内に確かに気にはなりますよね。

結論から言いますと、防水工事や足場工事であるとび土工工事といったものは
建設業許可を取る必要がありません。

あくまでメインである塗装工事の許可を持っていれば、附帯工事である防水工事、
とび土工工事というのは塗装工事のためにすることができるのです。

もちろん、塗装工事がないのに防水工事だけ、足場工事だけということで
５００万円以上になる場合は、防水工事やとび土工工事の許可が必要になります。

また、請負金額の考え方ですが、付帯工事を含めた金額が５００万円以上（税込）に
なる場合、建設業許可が必要になります。

今回のご相談のケースであれば、工事の内訳として
塗装工事が３００万円、
防水工事が１５０万円、
とび土工工事が１００万円

だったとすると金額的にメインの工事が塗装工事だと分かります。

さらに合計が５００万円以上になっている訳ですから、塗装工事の建設業許可が
必要になるということですね。

ちなみに、工事の内訳が下記の場合はどうなるでしょう？

塗装工事が７００万円、
防水工事が５００万円、

の合計１２００万円の場合。

塗装工事がメインだから塗装工事の許可だけでいいのでしょうか？

防水工事も５００万円以上になっているため、防水工事の建設業許可も必要
な感じがしますよね？

こういった場合も結論としては塗装工事のみの許可で構いません。

ただし、現場に防水工事についての主任技術者（実務経験が１０年以上とか
国家資格を持っている人）を配置しておく必要があります。

以上ですが、かなり複雑になりますね。

自社のケースが付帯工事で済むかどうか確認したい場合はこちらからどうぞ

投稿タグ